エアーバンドを受信

おもしろ無線

  今日は珍しくエアーバンドを聞きながらこのサイトの設定をしています、作業をしながらなのでほぼ聞き流しの状態なんですが。

エアーバンド(航空無線)とは

航空無線とは、航空機と地上の管制塔、航空機同士、地上スタッフ間でのコミュニケーションを行うための無線通信システムです。
航空無線は航空交通の安全と効率を確保するために非常に重要な役割を果たします。
以下に航空無線の主な特徴と使用方法について説明します。

1. 使用周波数帯

航空無線は通常、VHF(超短波)帯域の周波数を使用します、具体的には、118.0 MHzから137.0 MHzの範囲が航空交通管制用に割り当てられています。
この周波数帯は直進性が高く、地上と空中の間での良好な通信を可能にしています。

2. 主な用途

航空無線の主要な用途には以下のものがあります:

  • 航空交通管制(ATC): 管制塔や地上の管制センターが航空機のパイロットと通信し、飛行計画や離着陸の指示、ルート変更などを行います。
  • 地上管制(GND): 空港内での地上移動に関する指示を行います。タキシング(航空機が自力で、地上のある地点から別の地点まで走行すること)や駐機位置の指示などが含まれます。
       
  • 航空機間通信(A/A): 航空機同士の直接通信を行い、位置情報の共有や緊急時の協力を行います。

3. 通信手順

航空無線の通信は非常に厳格な手順に基づいて行われます。標準的な手順には以下が含まれます:

  • コールサインの使用: 各航空機は固有のコールサインを持ち、それを使って通信を行います。例:「JAL1234」
  • 標準的なフレーズ: 混乱を避けるために標準的なフレーズや用語が使用されます。例:「ロジャー(了解)」「ウィルコ(指示通りにします)」
  • クリアランスの確認: 指示を受けた側は内容を復唱し、確認を行います。

4. 緊急通信

緊急事態が発生した場合、特定の用語や手順が使用されます。最も重要なものとして以下があります:

  • メーデー(MAYDAY): 命に関わる緊急事態を知らせるための最も重大な呼び出し。
  • パンパン(PAN-PAN): 緊急事態だが即座に命に関わるものではない場合に使用。

5. 法規制

各国の航空当局(日本では国土交通省など)が航空無線の使用を監督し、規制を定めています。
また、国際的には国際民間航空機関(ICAO)が基準を設けています。

6. その他の用途

航空無線は商業航空のみならず、軍事航空、民間のプライベート飛行、レスキュー活動など幅広い分野で利用されています。

航空無線は航空機の安全運航に不可欠なツールであり、パイロットや管制官はその使用方法について厳しい訓練を受けています。

航空無線の受信

大阪では外部アンテナを使って頑張れば4空港の通信を受信できる可能性があります、関西空港、伊丹空港、神戸空港と八尾空港です。
タワーと航空機間の通信を聴く機会が多いと思いますが、英語で通信しているので最初は意味不明な部分が多いのが普通だと思います。
最初はよく使われている用語を覚えることから始めることになります、普段の通信内容は同じような内容が多いので慣れてしまえば聞き取れるでしょう。

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用途によって周波数が色々あるのと英語での通信がネックになっています、普段の通信には同じような単語が出てくると思いますが、オペレーターによって理解できる難易度は変わってくるでしょう。

まとめ

英語に慣れたり専門用語を覚えていけば楽しめる趣味だと思います、PCを使ってどのあたりを飛行しているかをディスプレイを見ながら受信するのもいいかと思います。

また、最初はカンパニーラジオを受信することから始めるといいのかもしれません、航空会社独自に周波数が割り当てられているので日本の航空会社を聴いているといいのではないでしょうか。
地上とからの通信が聞こえる範囲は狭くてほぼ聞こえないと思いますが、上空の飛行機からは障害物が殆ど無いので広範囲にわたって受信できる可能性があります、ただし、通信自体はそんなに多くないと思われます。

インターネットでも通信状況が公開されているようなので、受信機を使わなくても楽しめるようです。
Live ATC というサイトで聴くことが出来ます、ただし、すべての空港が聞こえるわけではありません。

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