中波AM放送の思い出

ラジオ ラジオの世界

近年中波AM放送が次第に衰退していますがこの先多くのラジオ局はFMに移行していくようです、その昔深夜放送からラジオにのめり込んだものとしては寂しい限りです。
とは言っても、私自身も最近はラジオを聞く時間がすっかり減ってしまったのですが。

深夜放送

その当時は上等とは言えないトランジスタラジオを使ってお気に入りの深夜放送を聞いていました、夜早くに寝て夜中に起きてラジオを聞き始めるという生活でした、番組が終わると少しの間また睡眠を取っていました、今はとてもそんな体力はありませんが。。
当時のパーソナリティの話を布団の中で聴きドキドキ、ワクワクしたものです、番組名は何だったかな・・・、思い出せません。
毎日放送(MBS)で、浜村淳さんや馬場章夫(ばんば・ふみお)さんらが出演していました、馬場さんの探検旅行の話は特に興味深かったです。
ヤップ島という名前が今でも記憶に残っています。

関東ではやはり「オールナイトニッポン」でしょうか、ハーブ•アルパート&ティファナ•ブラスの快適なテーマソングが記憶に残っています。
関西では受信状態が良くないので、どうしてもローカル局を聴いていました。

リクエスト番組

もう少し早い時間帯にはリクエスト番組が多かったように思っています。
その頃の早い時間帯は電話リクエストで、もう少し遅くなるとハガキでのリクエスト番組が多かったです。

電リク(電話リクエスト)といえばラジオ関西というイメージでした、メッセージを添えてリクエストをする形態でした。
例えば、「〇〇(地名)のXXさんから〇〇のXXさんへ、明日遊びに行きませんか?」といったショートメッセージや曲をプレゼントするといった内容でした。
最近亡くなられましたが、小山乃里子さんを思い出します、また、イメージソングとしてチューインガムが歌った「海が見える放送局」が思い出されます、Youtubeで今も聞くことが出来ます。

関西でもう一つのリクエスト番組としては、「ABCヤングリクエスト」がありました、こちらはハガキだけだったかな?

何度かリクエストや投稿したハガキを読んでもらいましたが、そのときは非常に嬉しかったのを思い出します、また、放送に採用されると記念品が送られてきました、なぜか靴下が多かったんですが・・・

今はPCやスマホを使ってインターネットからの放送やFM補完放送で高音質で安定して番組を楽しむことが出来ますが、普通のラジオでは雑音や夜間になると遠くの放送の混信がおきて良好な環境ではなかなか楽しめませんでした。
特にバイクが通ると雑音がひどかったような・・・

TR-Radio

BCL

深夜放送を楽しむ頃からBCLという趣味があることを知り、お気に入りの番組以外は中波の遠くの放送局を探したり、短波で海外の放送局が放送する日本語放送を探して聴いたりもしました。
その頃はインターネットなど行った便利なものはなかったので情報収集には苦労しました、どこの放送かわからないときは毎時00分前後にどこの放送局かのアナウンスが入る場合が多いので集中して聴いたものです。

当時は情報を得る手段としては雑誌がほとんどでした、ほぼ「ラジオの制作」と「初歩のラジオ」の2冊でした。
気に入った記事の載っているときは購入し、無いときは立ち読みで済ませました、「初歩のラジオ」のほうをよく買ったと思います。

広告

今でも使うようですが、「SINPO」コードを使って放送局に受信報告書を送り、ベリカード(受信証明書)をもらったものです。
SINPOコードとは、Signal Strength(信号の強さ)、 Interference(混信)、 Noise(雑音)、 Propagation Disturbance(伝搬障害)、 Overall Rating(総合評価)の頭文字を取ったもので、5段階で評価します。

国内はまだいいのですが、海外の場合は航空便で送っていたので郵送料が高くて頻繁には送れませんでした。
レポートを送った後はポストを見るのが楽しみでした、当時のささやかな喜びでした。
頂いたベリカードですがもうありません、何度か引っ越しをしているので処分してしまったようです、残念!

終わりに

形態は変わっていくと思いますが、楽しい番組、記憶に残る番組を作っていただきたいものです。

にほんブログ村 その他趣味ブログ BCL・ベリカードへ
にほんブログ村