資格がなくても使えるデジタル簡易無線を始めてみよう

デジタル簡易無線を趣味にしてみませんか、たくさんの方との交信はこの趣味の醍醐味です。
始めるにあたっての注意点や交信方法について、いくつかアドバイスをまとめてみました。

デジタル簡易無線とは?

デジタル簡易無線は、免許が不要で各地域の総合通信局への登録だけで使える無線機です。
アナログ簡易無線に比べて音質がクリアで、秘話機能などデジタルならではの機能も充実しています。
ビジネスだけでなく、レジャーや趣味として利用する人も増えています。

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始めるにあたっての注意点

無線機の選び方: ハンディタイプ、モービルタイプがあり(外部電源を用いて固定局として使用可)、様々な種類の無線機があります。
最初は持ち運びしやすいハンディタイプがおすすめです。
出力によって通信距離が変わるので、目的に合った出力の無線機を選びましょう。(送信出力が5W,2Wがあります)
また、バッテリーの持ちや操作性も重要なポイントです。
都市部での利用が多くなりチャンネル数が不足になってきたため、最近は97チャンネル仕様になりました。

デジタル簡易無線機には”登録局”と”免許局”の2種類があり、個人で利用するには”登録局”を使います、”免許局”は企業用なので個人での利用はできません。

登録申請: デジタル簡易無線は免許不要ですが、総合通信局への登録申請が必要です。
無線機を購入した際に、販売店が代行してくれる場合もありますし、ご自身で電子申請することも可能です。
申請は、機器購入時についている申請用紙に記入し、総合通信局に郵送すればOKです。
送付先は、説明書がついているので参考にしてください。

電波利用料: 年間の電波利用料(年間400円)がかかります。これは無線局を維持するための費用で、登録時に案内があります。

通信ルール: 無線にはいくつかルールがあります。

  • 第三者への迷惑行為: 大音量での通話や、他人の会話の妨害などはやめましょう、公共施設での利用は禁止されている場合があります。
  • 緊急通信の優先: 緊急時(災害など)の通信は最優先です、妨害しないように注意しましょう。
  • 個人情報の扱い: 無線で知り得た個人情報をむやみに公開したり、悪用したりすることは厳禁です。
  • 秘話機能の活用: デジタル簡易無線には秘話機能がありますが、悪用は絶対にしないようにしましょう。
  • アンテナ: 無線機の性能を最大限に引き出すには、適切なアンテナ選びも重要です。
    ベランダや窓際など、開けた場所に設置できる外部アンテナ使用すれば、より遠くの局との交信が期待できます。

交信方法のアドバイス

運用方法の確認: まずは、無線機の取扱説明書をよく読み、基本的な操作方法をマスターしましょう。
チャンネルの合わせ方、送信・受信の切り替え、音量調整などの基本的な操作はすぐに覚えることができます。

ワッチ(受信)から始める: いきなり送信するのではなく、まずはワッチ(受信)をして、どのような会話がされているのか聞いてみましょう。
呼び出し専用のチャンネルがあるので、そこでワッチするのもいつの方法です。
一般的な会話のスタイルや、使われている用語などを知る良い機会です。

呼び出し方: 誰かに話しかける際は、「〇〇(相手のコールサインなど)さん、こちら〇〇(自分のコールサインなど)、お聞きでしょうか?」のように、明確に呼びかけましょう。
特定の相手がいない場合は、「CQ(シーキュー)、CQ、CQ、こちら〇〇(自分のコールサインなど)、どなたかいらっしゃいますか?」と呼び出すのが一般的です。

簡潔に話す: 無線の交信では、できるだけ簡潔に、分かりやすく話すことが大切です。

Q符号や通話コード: 無線特有のQ符号(QSO:交信、QRV:運用中など)通話コード(メリット5:了解度良好など)を覚えておくと、スムーズな交信ができます。
最初は分からなくても、他の人の会話を聞いているうちに自然と身についていきます。

マナーを守る: 多くの人と快適に交信するためには、お互いにマナーを守ることが重要です。
感謝の気持ちを伝えたり、相手への配慮を忘れずに行いましょう。

グループやイベントへの参加: 地域の無線クラブやデジタル簡易無線のイベントに参加してみるのも良いでしょう。
同じ趣味を持つ仲間と出会え、情報交換や一緒に運用する機会も増えます。
X(旧Twitter)にも情報が上がっています、”デジタル簡易無線”や”ライセンスフリー無線”などで検索できます。

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交信を楽しむためのヒント

自己紹介: 簡単に自己紹介できる内容(お住まいの地域、趣味など)を用意しておくと、会話が弾みやすくなります。

共通の話題: 天候、地域の情報、趣味など、共通の話題を見つけると、より深いコミュニケーションができます。

好奇心を持つ: 相手の言葉に耳を傾け、積極的に質問したり、共感したりすることで、より楽しい交信になります。

まとめ

デジタル簡易無線は、地域の人々と繋がったり、災害時などいざという時に役立ったりと、様々な可能性があります。
ぜひ、マナーを守って、長く楽しい無線ライフを送ってください!

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