みなさんは「短波放送」って聞いたことありますか?
今やスマホがあれば世界中のラジオが聴ける時代ですが、“空を飛んでくる電波”をキャッチして聴くラジオの旅も、実はまだまだ現役なんです。
この記事では、はじめて短波ラジオに触れる方に向けて、短波放送の魅力と始め方をやさしくご紹介します。
🌍そもそも短波放送ってなに?
短波放送とは、3MHz〜30MHzの周波数帯を使ったラジオ放送です。
特徴はなんといっても「地球の裏側の放送も聞こえる」ということ!
昼夜の空の状態や天気、季節などで電波が空高くにある電離層で跳ね返り、日本にいながら外国の放送局を直接聴くことができます。
📡 なぜ今、短波なの?
- ✅ ネットがなくても聴ける(災害時や山間部でも聴取可能)
- ✅ リアルな海外の声が届く(ネット検閲の届かない情報源)
- ✅ 電波の変化が面白い(BCLの醍醐味)
近年、日本語放送を含む短波放送自体が少なくなっています、しかし、今でも近隣の中国・韓国・東南アジアの放送局が日本語で情報発信をしており、意外な発見に出会うことがあります。
📻 はじめての短波ラジオ選び
短波放送を聴くには、短波が入るラジオが必要です、初心者には以下のようなモデルがおすすめです。
- TECSUN PL-310(約6,000円程度):安価で入門、お試し用に最適
- TECSUN PL-330(約12,000円程度):高感度でSSB対応。軽量で旅行にも最適
- XHDATA D-808(約12,000円程度):エアバンドも聴ける多機能モデル
- 中古のSONY スカイセンサー、Nationa クーガーなど:名機として有名、安く手に入ることも
「短波(SW)」と書かれていればOKですが、できれば「SSB対応」とあるとさらにアマチュア無線も楽しめます。
P R
📅 どんな番組が聴けるの?
安定して聞こえる日本語放送。
| 放送局名 | 放送国 | 内容 | 周波数例 | 時間帯(JST) |
|---|---|---|---|---|
| 中国国際放送(CRI) | 中国 | ニュース、音楽、解説 | 7.325kHz、11.620kHz | 19:00~21:00 |
| ベトナムの声 | ベトナム | ニュース、音楽、解説 | 9.840kHz、12.020kHz | 20:00~20:30 21:00〜21:30 23:00〜23:30 |
| HCJB(アンデスの声) | オーストラリアから放送 | 音楽、宗教 | 17.650kHz(朝) 15.460kHZ(夜) | 07:30~08:00 20:00〜20:30 |
| KBSワールドラジオ | 韓国 | 音楽、各種話題 | 6.155kHz 1.170kHz 11.810kHz (再) | 17:00〜19:00 20:00〜21:00 10:00〜12:00 |
| モンゴルの声 | モンゴル | 12.085kHz 12.015kHz | 19:30〜20:00 22:00〜22:30 | |
* 放送時間や周波数、放送時間は変更される可能性があります。
📝 まずはやってみよう!はじめてのBCL体験
- 夜19時ごろ、ラジオのSWバンドに合わせてスキャンしてみる
- 雑音の中に声が聞こえたら、少しずつダイヤルを回してチューニング
- 放送局名や言語、時間、周波数をノートにメモ
- 気に入った番組は、また次の日も聴いてみましょう!
🎁 おまけ:受信がしやすくなるコツ
- 窓際やベランダで聴く
- ラジオにワイヤーアンテナ(3〜5m)をつなぐ
- ノイズの少ない場所(家電から離れたところ)で受信する
✉️ おわりに
短波放送は、「聞こえるときにしか聞こえない」からこそ面白い世界です、諦めずに試してみましょう。
短波ラジオの周波数は季節や時刻によって変更されることがあるため、最新の情報を得るためには
各放送局のウェブサイトや短波放送のリスナー向けの情報サイトを参照することが推奨されます。
また、短波放送のスケジュールを提供するオンラインのデータベースも有用です。
あなたもぜひ、遠くの国から届く“空の手紙”を受け取ってみませんか?
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